このもん |
「このもん」というのは大根の漬け物で、どうやら「香の物」という言葉が五島列島風になまったものと考えられているようです。
主人公の書道家・半田清舟が一口食べたところ、あまりにおいしかったため、ばりばりとほおばって、ろくに書道もできないほど熱中?してしまうというこの漬け物。
作り方は原作コミックの2巻に掲載されてるので、それを参考に作ってみました!
まずは、材料ですが、シンプルです↓ めっちゃ、安いw
- だいこん
- 砂糖
- 酢
- 醤油
著作権の問題があるので、それぞれの量については書くのをやめておきますが、このもんは、つまり、「大根の甘酢漬け」のとっても甘い版だと思っていただいて問題ありません。
どれぐらい甘くするかは、自分ごのみの味わいできわめていただくのがよいかと思います!
どれぐらい甘くするかは、自分ごのみの味わいできわめていただくのがよいかと思います!
作り方ですが、まず大根をカットするところからスタートします。
大きさは部位によって異なるので、なるべく大きさをそろえる必要がありますが、基本は大根を5mm厚ぐらいに切って、それを1/4のサイズに切って扇形にします。
このもんにすると、想像以上に大根が小さくなるので、可能であれば、大きな直径の大根を選ぶことをオススメします。
なるべく真ん中のところを使うとよいでしょう!
カットしたら、ざるのうえに並べて、天日で干します。
なるべく真ん中のところを使うとよいでしょう!
カットしたら、ざるのうえに並べて、天日で干します。
目指すのはちょっと昔に流行った? 干し野菜的な感じ。
太陽にさらし、表面が乾いて大根の繊維が見え始め、触ると、ちょっとしっとり冷たいかな?ぐらいまでに水分を減らしていきます。
太陽にさらし、表面が乾いて大根の繊維が見え始め、触ると、ちょっとしっとり冷たいかな?ぐらいまでに水分を減らしていきます。
漬け汁をつくります↓
このもん |
酢はミツカン酢と富士酢を使いました。酸っぱすぎず、甘すぎず……をねらいました。
そして、醤油は、色があんまり真っ黒にならないように、白むらさきを使用。
このあたりは、自分の好みで決めていいのではないでしょうか。
調味料をまぜたら、火にかけます。砂糖を溶かすためです。
このもん |
醤油を沸騰させると焦げてしまって使えなくなってしまうので、気をつけましょう!
わたしは、乾燥大根をビニールに入れて、その上から冷めた調味料を加えました。
ついでに、小口切りの乾燥赤唐辛子も加えました!
このもん |
そして、ビニールの口を閉じてクッキングは終了!
このもん |
このまま数日、冷蔵庫の中で寝かせて完成です!
食べようとしたところ、まず気づいたのは、「めっちゃべとべとしてる!!w」
砂糖の量が多いので、漬け汁の濃度はハンパなく濃いです。
甘い物があんまり得意ではない私が、おそるおそる食べてみたところ、とにかく食感がいいことに気づきました!
パリパリしていて、大根のぬか漬け的な歯ごたえを楽しめます。たぶん、一緒に食卓についた人はみんな、「ぱりぱり」と食べる音に気づけるはず!
しかも、べとべとした食感から想像されるほどに味は甘くはなく、漬けるときに投入した唐辛子のおかげで、食後にほんのりとした辛みを感じられます。
このもんは、なんとなく懐かしい味わいというのが正解だと思います。
暑い地方の郷土料理として、ものすごく説得力のある、おいしい大根の食べ方がここにあるか、と!
日本酒でも合いますし、ビールやワインにも合わせることができる、口直し的なお料理。
作る時間はかかりますが、そんなにめんどうではないので、1度作ってみてください!
きっと気に入ると思います。
★甘酢があれば、あっという間に作れる!!★
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