2014年8月29日金曜日

【ちょっと食べてみたい】京都三条にある蒲鉾老舗「菊嘉商店」で、鱧で作った鬼焼蒲鉾を買ってみました

もう8月も終わろうとしていますが、本日は、8月初旬に遊びにいった京都でのお土産のお話です!

わたしは食材の王国をガッチリ録画して毎回チェックしているのですが、あるとき関西の蒲鉾事情に触れる回がありました。

関西では、蒲鉾に鱧を使うという内容だったのですが、鱧スキーな私としては見逃せない情報でした!w

関東に住んでいる私にとって、蒲鉾は年に1度、お正月になんとなく食べる以外に意味のない(※失礼)お料理だったからです。


キク嘉老舗

というわけで、関西に行ったら絶対蒲鉾事情を探ろうと思っていた私は、ウェブで調べて京都で有名な蒲鉾屋さんを強襲することに。

それが、京都で老舗と呼ばれる「菊嘉商店」さんでした!



京都で老舗と呼ばれるには、けっこうな歳月がかかります。

100年未満で有名だったりすると、けっこうな確率で「未熟者ですいません……」的なオーラが店主さんから感じられたりします。

これは、独特な京都の価値観だと思いますが、菊嘉商店さんは逆の意味で驚かされました。

お店、渋ッ!!

老舗というので、祇園界隈にあるドヤ顔のお店さんなのかと思いきや、(正直なところ)フツーの商店街のお店さん的構えでありました。

あまりに庶民的(?)なカンジに、「あれ? ここなんだっけ?!」と通り過ぎてしまいそうになるレベルです。

お店は、たぶん店主のお年を召された女性が仕切っておられるのですが、これまた、フツーに商店街っぽい会話で買い物が進んでいくのがツボでしたw

なんか、想定外の日常があって、ちょっとおかしかったですw

私が購入したのは、お店のスペシャリテ「鬼焼蒲鉾」↓


鬼焼かまぼこ

渋めの茶色い包装紙に包まれています。

開封すると↓みたいに、キレイに焼き色がついた蒲鉾が登場します。

鬼焼かまぼこ

生地の表面に出刃包丁の先で鹿の子状の切れ目を入れ、炭火で強めに焼いたもので、独特の顔を持つ、老舗ならではの蒲鉾といえます。

鬼焼かまぼこ
風格ありますね!

持ってみると、しっとりと重くて蒲鉾に魚肉がものすごく凝縮していることがわかります。

切った断面は↓みたいな感じ。

鬼焼かまぼこ

白くて、密度があって、ある意味魚を使ったスパム缶とか、コーンビーフみたいなたたずまいです!

食べてみると、たしかにジューシーで味わい深く、このスライスをうどんに載せて旨み成分を強めるというのもわからなくありません。

食感もいいので、使い勝手のいい食材だと思いました。

紀文のかまぼことはやっぱり違うなあ~と思いつつも、これが食文化の違いなんだな、と納得した次第です!

ご興味があれば、ぜひ!

★大阪では、大寅というおろしさんの練り物が人気だそうです★

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