2014年1月17日金曜日

【食べログ★3.55】伊勢うどん・ちとせで、食の常識が試される伊勢うどんを食べてみる

年明け、伊勢に行ってきました。
伊勢神宮
伊勢行くのは人生初めてだったので、とりあえず東京ではなかなかお目にかかれないお料理を食べなければ! ということで、すごく柔らかいと評される「伊勢うどん」を食べにGO!

私が訪問したのは、「食べログ」で★3.55を「伊勢うどん ちとせ」。

伊勢市駅から伊勢外宮へと続く参道から思い切り外れたところに、こちらのお店はあります。

最寄り駅は宇治山田駅。宇治山田駅も立派な駅ですが、観光客なら賑やかな参道のある伊勢市駅からアプローチするほうがオススメですね。
伊勢うどん ちとせ
あきらかに住宅街にある「ちとせ」は、お店のたたずまいもご近所の「おそばや」さん的な感じが満々です。ただ、店内はご近所さんと観光客が入り乱れている不思議な空間。

メニューは伊勢うどんをつかったバリエーションがたくさんあります。素うどんのようなものから、トッピングをしたものまで十数種類はありそう。

わたしは、ガイドブックでオススメだった「肉伊勢うどん」を頼みました↓
伊勢うどん ちとせ
ひとくち食べてみた感想は……うどんじゃない(爆)

少なくとも、私の頭の中の辞書に載っている「うどん」という定義には当てはまりませんでした。

正直、讃岐うどんダイスキーなわたしにとって、おいしいとは言いがたいものでしたが、残すのも悔しかったのでw、がんばって食べ続けているうちに、いろいろ気づいたことがあります。
伊勢うどんは「やわらかい」とよくいわれるけど、どうやら単に「やわらかい」というわけじゃない。讃岐うどんのように強力粉ではなく、中力粉とか薄力粉を使っているかも? 通常人間はやわらかい・固いなど食感もうまいと感じるポイントとなるけど、伊勢うどんはそういうことを計算してないみたい。全体的な仕上がりは、ほうとうとか、そういうものに近い気がする。
甘くて塩分控えめな真っ黒なうどん汁は、たまり醤油にや砂糖を加えて甘めに仕上げてあるのかも……? 出汁は入ってるかもしれないけど、そんなに強くない。少なくとも讃岐うどんみたいに、そのうまみでこのうどんを食べさせようとはしてないみたいだ。
そんな風に考えているうちに、なんか、これはこれで、まあいいかw という気になりました。

もう少し事前にいろいろ勉強していけば、もっとおいしくいただけたのではないかと思い、ちょっと失敗したな、と思ったり。

やっぱりいろいろなお料理や文化が地方にはあるんだな、と新年早々思った次第です。知識があれば普段触れることのできないものも、より深く理解できるんだと思ったので、これから旅行に行くときはもう少し事前勉強をしてからにしようと決意しました。

★とはいえ、やっぱり個人的には讃岐うどんがおいしいな~!★

ちなみに、ちょっと伊勢うどんのことを調べてみたのですが、わかったことは↓
  • もともとは江戸時代より三重の農民が食べていたもので、素うどんと呼ばれていた。その後、お伊勢参りの観光客などにも食されるようになった。茹で時間はともかく、基本的に手間をかける料理ではない。
  • うどんにたまり醤油をかけて食べる。たまり醤油には、出汁や砂糖を加える。
  • 三重で収穫される中力粉「あやひかり」をブレンドしたものでうどんを作る
  • うどんは40分~1時間程度茹でる。
  • 具はたくさん載せず、シンプルに食べる
思うのですが、「伊勢うどん」という名の料理が東京の駄菓子スナック菓子的位置づけの「もんじゃ」みたいなものなのだと思うと、その存在が急に身近になる気がしませんかw

ちなみに私の経験値からすると、讃岐うどん派の方は、肉などの食感があるトッピングされた伊勢うどんを注文されるのがオススメです。

卵やネギだけの伊勢うどんはたぶん、讃岐うどん派の人には拷問に近い食事ではないかと……。

いずれにせよ、ご興味があればぜひ食べて見てください!

もちろん、伊勢うどんがなんたるかを予習した上で!

★お取り寄せでもチャレンジできます!★

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