2014年3月2日日曜日

【食べログ★4.12】渋谷のフレンチレストラン「deco」で、本格ジビエディナーを堪能してみた

2月末日、いよいよ春到来といった感じのぽかぽか陽気の中、渋谷にあるフレンチレストラン「deco」に行ってきました。

deco
まだ、今年は食べていなかった冬ならではの食材・ジビエを堪能してきました!
このお店は、セットメニューもあるのですが、当然のことながら私たちはアラカルトに挑戦。

食べたいものを食べるのが、やっぱり基本でしょう!

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お店のスタッフさんいわく、3名様なら、小さな前菜をひとり一皿、前菜を2~3皿、メインを1皿で充分とのことだったので、そんな感じで注文してみました。

まず登場してきたのは、突き出し?のホタルイカ。旬の食材ですね。バルサミコのソースがかかっています。
ホタルイカのバルサミコのソース
そして、小さな前菜はdeco風ミニどら焼き(750円)↓
deco風 ミニどら焼き
香辛料がはいったエキゾチックなパンデピスの間に、1~1.5cmぐらいの厚さに切ったフォアグラとイチジクが挟まっています。
deco風 ミニどら焼き(750円)
パンデピスの直径は5cmあるかないかですが、けっこう食べ応えのあるおいしい前菜です。なんとワインが進むこと!

お次に出てきたのは、「野生イノシシの自家製ロースハム 春の野菜のサラダを添えて」(2800円)↓
野生イノシシの自家製ロースハム
自家製のロースハムはよく脂がのっていて、濃厚な味わい。ですが、ジビエにありがちな野生味のあるワイルドな味というより、こなれた成熟感をもっていて、おいしいです。

フレッシュでややグリーンの香りや味が強い春野菜との相性ばっちりです。

これなら、ジビエがダメという人でも食べられてしまうのでは?

2品目の前菜は「20種類の野菜の冷製 2月の畑のように春の香る土を散らして」(2200円)↓
20種類の野菜の冷製 2月の畑のように春の香る土を散らして
プレート状の長いお皿に野菜がキレイに盛られてサーブされます。ボリュームはそんなにありませんが、フレッシュな野菜たちは見るからにぴちぴちしていて、かわいらしい。

口直しにはぴったりのお料理です。

3品目は「国産ジビエのテリーヌ」(2800円)↓
国産ジビエのテリーヌ
分厚いテリーヌは、鹿、イノシシ、熊などを用い、ピスタチオなどをいっしょに型に入れて作った1品。

今が旬の金柑や、枝付きぶどうなどが添えられてサーブされます。

ピスタチオの食感が楽しいお料理ですが、味そのものはかなり濃厚で、「肉食べてる」感がハンパないですw 正直、わたしはこのテリーヌぐらいまで食べて、けっこうおなかがいっぱいでした。

ちょっと甘い添え物が、これまたよくあいます。赤ワイン必須の一品と申せましょう! このお料理だけなら、ボルドー系はもちろん、スパイシーでないエレガントな赤ワインとも合うと思います。

そして、メインはイノシシのロースト(6800円)↓
イノシシのロースト
キレイに盛りつけられたロースト肉は、ぎゅ~っと肉の密度が凝縮していて歯ごたえ充分!皮目もこんがり焼けていて、いい食感です。加えて、脂ののりは充分なのに、脂っこいという感じがなく、脂さえ肉のように味わうことができるのがすごい!

今年は鹿が当たり年らしいのですが、たしかにうなずけるところです。

きっと、野生で育った最高のお肉というのは、こういうものなんですね。「ほんとうにジビエ食べたな~!」という気分になれました!

ちなみに私たちが飲んだワインは↓


白はサンセール、赤はシャトー・スオウ カディヤック・ルージュ 2009。

シャトー・スオウはいろんな賞を受賞しているバリュー感の強いボルドー地区の生産者さんだそうですが、たしかにこちら、なかなかおいしいです。

味のバランスが絶妙で、ベリーなどの甘さを感じることができて、あまりスパイシーでなく、渋みも押さえられていて、肉のお料理ならなんにでも合いそうな感じでした。

ボルドーらしい風格も感じさせるあたり、新時代のボルドーという感じでしょうか。

赤ワイン好きの方は、ぜひ試してみてください!

★ロバート・パーカーも褒めてるらしいですw★

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